□ ’06/09/初 日光江戸村 (栃木県日光市柄倉)
息子が会社の関係で9月初が夏休みで、帰って来ていて、誰からともなく出掛けよう
か、の話が出て、日光江戸村で遊び、日光の近くの鬼怒川温泉で露天風呂に入って
ユックリする、と言う事で急遽計画がまとまり、出掛けました。
我が家は、いつもこうで、計画的じゃなく、思った時が、旅立ちの日です。笑
東北道から日光宇都宮有料道路に入り日光に向かう途中の今市ICで降り、市街を横切って国道121号を走ると、抜ける様ないい天気の中、日光江戸村が見えて来ました。
お盆休みは過ぎているので、大丈夫だろうと思っていましたが、その通りで、スイスイと日光江戸村の駐車場へ入る事が出来ました。
日光江戸村の入場口で通行手形を買い、関所を
くぐれば、そこはもう江戸時代です。
ちょっぴり寂しい道筋でしたが、街道沿いには旅籠屋や、駕籠屋などが立ち並び、旅人気分を味わえました。
直ぐに宿場町です。
右手に「江戸人写真館」があり江戸人に変身して江戸市中を練り歩く事が出来ます。
丁度外人さんが、お侍の着付けをして貰っていました。きっと注目の的になるでしょうネ~。
私も一度でイイから、侍になって、二本差しで、ここの中を歩き回りたいものです。笑 みんながその着付けを見ているところ。→
江戸人のメニューは多々あります。
あと、勇気があればです。^^
さて、一番人気は、何なんでしょうか?
掘割に掛かる両国橋を渡ると、そこは、活気あふれる江戸の下町ゾーンです。
買い物が楽しめる商家街や、本物そっくりの長屋など、町人の暮らしが体験できる施設がいっぱい。
江戸の街並みの中に、武士、町人の姿がチラホラいて!勇気ある人達が結構います。笑
日光江戸村は細部まで凝って再現していて本物感があり、町並みを見ながら歩くだけでも、江戸の雰囲気が楽しめ、面白いものです。
しかし、一押しは、あちこちの劇場で行なわれる、江戸をテーマにしたショーで、皆本格的なレベルで素敵なのです。
開演のスケジュール表を見て、計画を立て、時間を見計らっての散策となってしまいます。ただ何れも高いのと、時間との兼ね合いがあるので、よく選ぶ事が必要です。
江戸の町並みを背景に、あちこちで記念写真をパチリと撮った後、最初に、大忍者劇場に入りました。
当日の出し物は、関ヶ原の合戦の後、真田親子が九度山に幽閉され、幸村が脱出する迄のシーンを描い劇で、服部半蔵と猿飛佐助が出る忍者軍団の活劇が、とても迫力があり、期待以上の出来でした。
ジョークも入って楽しくもあり、子供に受けていました。この劇は外国人観光客に一番人気なのだとか。忍者は国際語になってますからネ。
その後、お土産を物色していたら、時間になり、日本橋の袂にある、日本伝統文化劇場で、花の吉原 風流遊びのショーを見物しました。私は気乗りしなかったのですが、家内が見たいと言うので。。
花魁のお座敷で、バラエティに富んだ話術で、客席が大変盛り上がりました。
相方は客席から選ばれ、すごくノリのある方で、思わぬ展開にも怯む事なく立派なお大尽振りでした。
しか~し、これ、男が見て面白い、でいいのですが、若い女性、子供連れのお母さん達が多く、笑い、拍手喝采していましたが、どう言う事なんでしょうネ。子供にどう説明しているんでしょうか。
それに、吉原風俗が日本伝統文化とは、芝居小屋ではと?を感じてしまいました。
お昼になり、蕎麦うどん屋に入りました。案の定、値段が張りましたが、味は本格的なものでした。お店の中は江戸だけど、在り方は現代と同じで、既に江戸時代にファミリーレストランがあったのです。
お昼過ぎ、花魁道中があるとかで江戸村の大通りに出るともう見物人が鈴なりです。
花魁が、新造や禿などの取り巻きを引き連れて、やって来ました。
花魁は、幅広の帯を前結びにし、趣向を凝らした髪型で、三枚歯の塗下駄で内八文字を踏みながら、優雅に練り歩き、往時を想起させてくれます。
でも実際は、吉原の仲の町を練り歩いただけの様で、公道を歩くこのアトラクションのやり方にも、疑問を感じてしまいました。
その後、奥の方に行き、武家屋敷を見学しました。あまり人気は無い様でしたが、細部まで拘った造りで、まるで時代劇のセットの中を歩く感じで、私は結構面白かったです。
北町奉行所で、遠山の金さんのお裁きショーを見ました。
吉本新喜劇を思わせる掛け合いがあり、実に面白く、笑いがあり、拍手喝さいでした。
一番のエススメです!楽しいひと時でした。
一番奥の”吉良上野介邸”へ。吉良上野介邸には、武家社会の歴史的事件の名場面が再現されていました。
小伝馬町牢屋敷、ロウ人形館へ。牢屋で拷問を受けている人形や、戦いで血まみれになっている人形がジオラマ風に展示されており、ここは怖いので、要注意です。
日本橋の袂の休憩所で、焼き餅と、缶ジュースを飲んで休憩です。あぁ~、疲れた。
江戸村の中をブラブラ歩いていると、あちこちにきっちりメイクした江戸衣装のスタッフを目にしますが、どの方も役になり切っていて、大したものです!
何かを聞くと、にこやかに楽しそうにお話してくれます。江戸村は、すごく社員教育が行き届いていて、いい感じでした。
ブラブラしていたら、夕方で、人も減って来ていて、もう閉園時間近くです。すっごく楽しくて時間を忘れるぐらいです♪ じっくり廻れば、結構時間が掛かります。
心残りでしたが、忍びの里、伝統芸能には行けず、またの機会としました。
日光江戸村は、施設や、イベントがとても多く、見るものも情緒あふれてるし、内容も楽しくて、楽しめるテーマパークになっている点はいいのですが、少し商売気に流れ過ぎていて、嫌味な感じがあります。
もっと、江戸の町民、浪人の生活を、もっと再現して欲しかったです。
このパークは、これからどう発展して行くのでしょうか、それが期待でもあり、気掛かりでもあります。
夕方、このテーマパークを後にし、鬼怒川温泉「あさやホテル」に泊まり、
バイキング料理と天空露天風呂を楽しんで来ました。
日光江戸村への旅は、併せて、帰りに温泉に寄れるのも嬉しい点です。
日光江戸村撮影所
ここは首都圏で時代劇が撮影できる唯一の撮影所とかです。
日本庭園、オープンセット「活動写真の里」、スタジオ2棟、楽屋棟、スタッフ棟、馬厩舎等があり、衣裳、カツラ、小道具、大道具、各種美術セットが完備され、撮影にはスタントを含めて時代村の俳優を使う事が出来、テレビ、映画、ビデオ、TVゲーム、CMなどの各種撮影に使用され、バラエティから本格ドラマの撮影まで対応していて、実際に時代劇を撮影しているロケのオープンセットがある所だとか